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秋田市の「ふだらく(補陀落」」と札打ちにみるいのり
「ふだらく」の研究について

秋田市を中心とした周辺地域には、「ふだらく(補陀落)」という民間の御詠歌文化が存在しています。
「ふだらく」は、身の回りの人間が亡くなると参加することとなる札打ちという行事や、故人の葬式を執り行うまでの間、一周忌をはじめとする忌中に唱えられる御詠歌であるものの、その担い手は減少傾向にあります。
私の研究としては、秋田市周辺に残る「ふだらく」がどのような変遷を経て秋田市へ伝え広がってゆき、現在まで至っているかという過程を明らかにするとともに、現在の姿をフィールドワークや文献調査を通して記録することを目的としています。

今後の展望

「ふだらく(補陀落)」の歌唱をどのような媒体をもって記録するかということに議論の余地があるが、「ふだらく」の音源記録自体は現段階でもいくつか進んでいます。そのため、音源記録と合わせて視覚要素を含む媒体へ記録してゆくことは可能であると考えており、楽譜の形式を検討する中で、より「ふだらく」の本質に近づく可能性が見えてきました。
また、文献調査している中でもすでに紛失していたりと資料が少なく、密に記録がなされているものも発見できていないため、現在に残る風習の聞き取り調査を行うことで、「ふだらく」の実態を再構築していく必要があると考えています。

Profile プロフィール
ふだらく研究者・柴田光友 -Mitsutomo Shibata-

秋田市生まれ秋田市育ち、生粋の秋田人。自称「ふだらく(補陀落)」研究家として、秋田に伝わる御詠歌および風習である、「ふだらく」について研究しています。現在は秋田公立美術大学大学院に所属しています。常に「ふだらく」に関する情報を探し求めています。YouTubeとInstagramの初心者ですが、少しずつ情報を発信できればと考えています。

発行情報
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ブロックチェーン
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プロパティ
AKITA
ART
特記事項

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